色もイロイロあるけれど
その4 配色 |
屁持論:
色は「願望」、「自然」は色の黄金率
前回(色もイロイロあるけれど その3)は色の対比について書いたが、マンセル色環を利用した「配色」の方法を考えてみるがね。
「配色」で一番重要なのは、隣り合う色が邪魔し合わないようにすることだなも。綺麗な配色をするためのコツは、「グレースケールで作成してから色をつける」だなも。
(※グレースケールに関しては色もイロイロあるけれど その1を参照。)
コンセプトによってメインカラーが決まっているのなら、後でそれを基本に濃淡をつけたり補色を加えたりするだけだで、コンテンツも決まっとらんうちから配色についてあれこれ悩むよりも、まずグレースケールのDTP(画面編集)できっちり作りこんでからの方が「ここは目立たせたい、ここは隣のコンテンツに対して抑えよう」と自然に強弱の差が出せて作業効率があがるし、良いものが出来る。
グレースケールは明暗だけで表現力に乏しいと思うかもしれないが、デッサン力のある人は濃淡だけで色や質感を表現することができるのである。
デッサン力のない人にとっても、最初は戸惑うかもしれないが色という複雑な情報がない分だけ余分なことを考えなくてもいいのである。
「塗り絵」を頭に浮かべてもらうといいと思うのだが、図柄の輪郭線があるものとないものとではどちらが色を決めて塗りやすいだろうか?
ただ、子供の「塗り絵」と違うのは、図柄の輪郭線だけでなく「明暗」が加わることだがや。
だで、順番としては、次のように行うと迷いが少にゃー。
コンセプトの確立
↓
コンテンツの洗い出し
↓
全体の輪郭線作成(画面分割)
↓
グレースケールのDTP作業
↓
カラーのDTP作業
下図を見て欲しいのだが、最も明るいのを100%として、「80%・55%・25%」の組み合わせのグレースケールを作ったとする。

そこでマンセル色環の登場なのだが、図左側の「明度」の縦軸の80%の明るさに対応する横軸の色の種類は「Vp/P/B」であるということがわかる。
55%は「Lgr/L/S/V」あたり、25%は「Dgr/Dk/Gr/Dl/Dp」あたりになるがや。
ここまでわかれば、あとはこれにイメージカラーを当てはめるだけである。「明度対比」として、便宜上の組み合わせを「Dk/Lgr/Vp」とすると上図の1番上の段のようになる。彩度を上げるには横軸に移動させ、「Dp/V/B」とするのが図2段目だ。
図1段目・図2段目どちらにしても明度は「80%・55%・25%」の組み合わせであるので、図3段目のように「Dk/V/Vp」と混ぜて「彩度対比」させても良い。さらに、図4段目は異色混合の形で、これでも「80%・55%・25%」の組み合わせである。
このように、グレースケールで作成しておくことで、後々色々なバリエーションが組めて選択肢も増えるし配色に自由がきくのである。

10段階のグレースケールなどの微妙な表現や、言葉から表現するときでも、正確ではにゃーんだが上図のマンセルは使える。「地味の中の派手」を表現するなら「Gr/Lgr/L/Dlの中のV/S」ということ。
こうやってバリエーションが組めることはわかったが、ではいったい、「美しい配色」とはどんなものを指すのだろう?
それは「自然」の配色だがや。
山、川、森、海、動物、宇宙…と、自然は生命の必然性に基づいた色だからである。
赤から紫までの人間の可視光線中で表現できる色は「自然の摂理」に呼応しているから、それこそが色の黄金率だと思うんだがや。
コンセプトの確立にあたって、もし何かの自然の対象物を頭の中に浮かべることができるのなら、それがその人にとっての美しい配色となるのである。
例えば、コンセプトによって「空」を想い描いたとする。
「天に抜けるような空」とか「どんよりした空」とか「夏の入道雲のある空」とか「空」と一言にいっても人それぞれの「感性」があるから一概には言えないが、一般的にメインカラーは「青」だがね。もしくはもっと具体的に「空の雲」をイメージしたとするとメインカラーは「白」だがね。

これを任意の色数に単純化した形で分解すると、図のようになる。もっと細かくもできるが、3〜5色が妥当だろう。
これをマンセルに当てはめてみると、「Vp/L/S/Dp」の関係であることがわかるだろう。あとはこの規律にしたがって配色していけば「空」のイメージは出来上がる。
他に「夏の夜」だとするなら、花火がドーンと打ち上げられている風景を思う人、虫が鳴いている風景、しーんと静まり返りエアコンの雑音だけが夜を騒がしくしている風景など人それぞれである。
抽象的であれば抽象的であるほどその人の持っている感性が試される時であるがや。
「感性」とは、今までどれだけのものを見てきたか・感じてきたか?そして、これからどれだけのものを見たり感じたりできるかだと思うので、こればっかりは机に向かっていても習得できにゃー。
「ほんわか」「ギラギラ」「ふにふに」「ぼんよよよよ〜ん」とか、「こんな感じ」や「擬音」などに対しても人それぞれの感性で頭に思い描くものは変わるがや。「音」でも<黄色い声>とかいう表現があるくらいだで、色で表現できる。
何のイメージもなしに配色しとる人でも、知ってか知らずか何気なく自分の感性の色を配色しているのである。
「なんでこんな配色したのだろう?」と作った後にその色の必要性を考えてみると、不思議と自分の一番印象にある対象物の配色をしている場合が多い。
オレンジの同系色で配色している人はもしかしたら、「私、柑橘系の果物が大好き!」と思う人がいるかもしれないし、「金ののべ棒が欲しい!」と思っているのかもしれにゃー。
「色」というものは「願望」そのものだがや。
でら偏見4でも「願望=センス」としているがな。
「コンセプト(なにをしたい?)」がにゃー(ない)ということは
「色=願望=センス(ああしたい、こうしたい)」がにゃーということ。
好きな人がおらんのに「告白したい!」と言っとるようなもんだがね。
だで、まず好きなものを見付けんとね。
自分の好きなポストカードや雑誌の切り抜きを集めるのも一つの方法だけど、自然を見に旅行とか、ピクニックに行くとかした方が、デザインだけじゃなく、感性を育み、人生にとっても有意義な経験になることだと思うんだがや。
普段から部屋をきれいにしたり、おしゃれをしたり、おいしいもの食べたり、いい音楽聴いたり、きれいなものを見たりと満足するものには必ず「色」が存在しているはずだでよ、色の好みは人それぞれあるからこそ個性を出しやすく、ライバルとの差別化が図れ、わかりやすい画面をつくることが出来ると思うんだがね。
きれいな配色を考えるなら、きれいだと思えるものを見てその色のバランスを研究してみてちょ!
「好き!・かっちょいい!・かわいい!・怖い・神秘的」などでも同様。

なんかわからんことあったらメール(または掲示板)してちょー!
じゃあ、頑張ってちょー!バイちゃ!written
by あやんぱ
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ちっちゃい頃、デパートで120色くらい入っている色鉛筆セットを見つけて「どうしても欲しい!」と親にせがんだ記憶がある。
買ってもらって嬉しくて家に帰って早速、新聞の折込チラシの裏面(最近のチラシは裏面も印刷されてて使えん!)に、ケースに並んでる順番に色鉛筆取り出して全色で描きこもうと思ったのだが、いざ使ってみると隣り合う色鉛筆の色の差がそんなに変わらにゃーのでわかんなくなり、面倒になってきて10色飛ばしとかで使っていったら、結局普段から持っている色鉛筆の色数しか使ってにゃーことに気付いた。
買ってもらった手前、子供心に悪いと思ったのか、わざと全色の芯をポキポキと折ってしまい、削り直して短くなった色鉛筆セットを親に見せて、「全部の色使ったよ!」と自慢していたような気がする…。
結局自分の使う「色」って決まっているんだよね…。
時も経って芸大の頃、48色のパステルや、60色のコピックマーカーやアクリル絵の具など、鉛筆も「三菱のハイユニ」とか「ステッドラー」のを6Bから6Hまで全部ダースで、生協で買い込んでいた気がする…。
その色鉛筆セットや数々の画材道具が最終的にどうなったかは忘れたが、今手元にはにゃー。
どうしていっぱいあることに満足を覚えるんだろうねえ?今思うとそれだけで数十万円捨ててた計算になる。もったいにゃー!
そして今、普段から使う「ネクタイやスーツ」、どんな組み立てにも対応「たくさん入ってるドライバーセット」、いざというときにも安心「避難セットとカンパン特大缶」暇な時間にいつでも「古本の全巻セット」、何故か楽しい「チョロQやガンダム」など、実用的なものにしようと考えて集めているのだが、ayanは何故だか嫌がる…なんでだろ?
ビン牛乳の紙の蓋や、ビールの王冠集めるよりはええと思うのだが…。 |
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