前回の「でら偏見 その4」で偉そうなことを書いていましたが、実は僕自身が一番実行出来ていない人間です。何をやっても中途半端で「まあ、いいや」と諦めてしまう部分は昔からずっと心に根付いています。 「ホンダ技研」に憧れて高い授業料を親に負担させ芸大を卒業したものの、結局町工場で車のバンパーなどのエアロパーツ作り…。それが嫌になって他の就職先を探しても開発に携われるわけもなく、広告代理店に就職し2Dの世界へ転身、ふと気が付けばこれからの目標を失っていて、あげくのはてに海外逃亡。 親の立場になって初めて、どれだけ自分の親を不安にさせていたかを知り、「もう逃げない」と心に決めても、まだ逃げ続けているのが現状です。でも、今は子供を持って「逃げられない立場」にいます。 中途半端な自分だけど、この新しい命を守っていかなければならないと、「逃げ場所のない覚悟が、夢に変わった。」この気持ちが、今自分を衝き動かしているのでしょう。 * * * 僕にとってデザインは、この劣等感を自分の自信に変える作業でもあるのです。 もちろん、前途多難でこの先どうなるかわからないですが、コンセプトがあるおかげで僕はへたくそなりに人生をデザインできるのです。「劣等感」に包まれた自分のやってきたことが、自分のこの先に対して何らかの役に立ったのであれば、そのとき初めて気持ちが開放される瞬間なんだと思います。 なんだかんだ言っても、結果の出せていない自分にとっては、まだまだ「理想論」です。結果が出せない「負け犬」になんかなりたくないから、失敗しても言い訳はしない覚悟でやれるだけのことはやろうと思います。
争いがなければ平和を望みません。 僕は何者にも束縛されない自由を求めた結果、孤独と、自分で何もかもしなければならないという不自由を与えられました。
なんの波風も起こさず平々凡々と暮らせる人間なんて存在しない。 「やってもみずに出来ないと言うな!」はやっぱり僕の中では真理です。僕は今も「劣等感」を持っているからこそ、「不屈の精神」を得る努力ができるのだと信じて頑張ろうと思います。 written by ayanpa Posted by ayanpa | でら偏見 |2005年08月24日 | Comments [0] | Trackbacks [0] トラックバックこのエントリーのトラックバックURL: コメントコメントしてください |
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