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空間の魔術師 視覚トリック

屁持論: 線と面の使い方で魔術師になれる!?

今回は“視覚”に錯覚を起こさせるヒントをコラムにしてみようと思うがや。
おいらが大好きなエッシャーをはじめとするトリックアートがおいらに教えてくれることは、空間のいじり方でどんな風にでも見せ方を変えることができるということだなも。

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この縦縞と横縞を見てみてちょ! どっちが細く見えるなも?
実はこれは同じ正方形を90°回転させただけ。
縦縞の方が細く見えそうなんだが、実際は横縞の方が幅の輪郭線を途切れさせている分細く見えるんだも。
だで、縦縞の方が“痩せて見える”のは迷信だなも。
この方法を使えば、骨格や体型ももちろん関係することながら、視覚的に「着痩せ」することができるがね! 逆に力強く見せたい人は縦縞の服を着れば、高層ビルを見上げるように大きくなる。
曲がった線や模様の多い服は身体のラインを隠し、シンプルで線の少ない服はラインを強調する…どっちがええなも?

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↑図の左のものと較べて右二つをみてちょ!何が変かな?
そう、平行に引かれる連続で均等な直線に目が慣らされてまって、その違いをわかりにくくされてしまってるんだがや。

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線が密集するところでは、直線は曲がって見えてしうんだなも。

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ネガとポジの関係によって見える形態がかわる。

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いかに“空白”や“輪郭”によって対象をはっきりと見せているということがわかるなも。
だから、空白(マージン)がキチンと付けられていないと、画面は見にくいのだ。

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左図で手前と奥の立方体、どっちが近く見える? まったく同じ大きさの立方体も、手前の方が近いという錯覚が、2本の奥行きを強調する線によって起こされてしまうのだ。

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密集している場所や対比のにゃー場所とそうでにゃー場所では、まったく同じものでも印象や大きさが変わって見えてしまうのだ。 つまり、人はある対象そのものでモノを判断しない…ある基準となる物体との“対比”によって判断しているということだなも。
男も「あの人よりはブ男だけど、お金は持っているから…」と女性に比較された上で判断されているのだ!となりの友達との比較のされかたを注意しよう。

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同じ形でも、“面”のとり方で違う形態に見えてしまうんだなも。
つまり、面構えがキムタクにどれだけ似ていても、印象のとられかたでペ・ヨンジュンになることもあるということだなも。

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これはエッシャーの有名な「Water Fall」を参考にした図だなも。
柱になる黒の線の出方によって、四角の上が下に前が後ろに変化してしまうんだなも。

…こんな感じでまだまだあるのだが、人間の目の錯覚はマジックの世界でもよく使われる技なのだ。
これを通じておいらがいいたいのは、画面・視覚には、まだまだ人が見た事もにゃー世界が存在するということだなも。
マージンの取り方、罫線の引き方、明暗や大小の対比の“ちょっとの違い”がその人個人の画面の広がりを決定するとともに、印象を決定するんだなも。
もし、本格的に画面を極めたいと考えているんなら、そんな“ミリ単位”にこだわってみてちょ。
試みとしては「名刺」がええね。55*91mmの空間に無限の宇宙が存在することがわかるなも。
まったく同じコンテンツ(名前や住所など)で何パターン作れるか試してみてちょ!
そこに“線”や“面”や“色”があれば、その人の感覚の分だけ“見せ方”が存在するんだなも。

では、バイちゃ!

追伸: 視覚的なトリックを使った実用的な一例を言うがや。
みんな字を書く機会がPCやケータイでなくなってまっとるかと思うが、やっぱり手書きのものは味わいがあるし、同じ文面でも、電子メールと手紙では大きく印象が変わってしまうなも。
つまり、その“味わい”というのが最も効果的な視覚伝達なんだと思うんだがや。
その人にしか書けにゃ~筆跡で、一所懸命書かれていると、誤字・脱字も味わいが出てくるから不思議だ。
さて、それでもやっぱりへたくそな字でもきれいに見せる視覚トリックを教えてちょ!という人のために、今度から同じ字を書くときに注意してもらいたい点があるなも。 
それは、

●シンプルなものほど大きく見える! という事実。

つまり、画数の少にゃ~ひらがな・カタカナ・英数は、漢字やその他複雑な文字よりも、ひとまわり小さく書くことで、全体のバランスがきれいに見えるのだ!
パソコンで文字を打ってみてもわかるのだが、英数は日本語より一回り小さく表示されるようになってる。

● 数値的に“均等”な空白が空いていることと、感覚的な空白は違う
 
全文の文字の隙間を均等に空けたとしても、なんかバラバラに見える。
それは、シンプルなものほど大きく見えるからでもあり、隣り合う文字の形態によって実際の空白の量が変わってしまうのだ。
例えば、「000」と「010」、「LTd」と「LOd」、「しつけ」と「しっけ」、「くぼ」と「くつ」など…。
マス目に合わせてきっちり書こうとすると、こういった問題に当るなも。
感覚的に均等になるように文字を並べてみてちょ!
(※実はこの感覚作業こそがデザイナーとしてのレベル決めるんだがや)

● 基本的にヘタな字は修正できる

太くて長い線の次は細くて短い線を入れる…実はこれだけである程度“それらしく”見えるんだなも。 さらに言うなら、書いた線と線の間の空白が均等で右上がりの長い線がきたら右下がりの短い線で支えるという感覚を持つことだなも。
だで、ヘタだなぁと思うときは大抵文字にそのリズム感がにゃー場合が多い。
(ここで言うヘタは、きれいでにゃ~文字のことではなくて、リズムのにゃ~文字のこと)
文字同士にもリズムがあるように、文字自体にもリズムがある。
そのリズム感が読み手に個人の印象を与えているんだなも。

字がヘタだから、感情や性格が文字に表れてしまうで嫌だとすると、相手に本当に伝えたいことがあるときに自分を表現する一番有効的な手段をなくしてしまうことになるがや。
確かにパソコンだと誤字・脱字も少なく、言いたいことをすぐ修正できたり、字がきれいだったりと何かと便利だが、ボールペンで修正できにゃ~覚悟で文章を書いてあると、内容や字の形よりもその人そのものに親近感を感じてしまうなも。
これは視覚トリックとは言えにゃ~かもしれんけど、“距離感”がぐっと変わることは間違いにゃ~。
パソコン時代、今だからこそアナログなものが必要だとおいらは思うがや。



Posted by ayanpa | 発想編 |2007年03月25日 | Comments [0] | Trackbacks [0]



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